ドラッグストアなどで買えるプチプラスキンケアアイテムの1つ、馬油(バーユ)。馬のたてがみや腹の脂肪から精製された馬油は、昔からやけどの特効薬として使われてきました。人間の皮脂に似た性質を持っており、肌にしっかりと浸透してうるおいを与え、自然治癒力を高める効果があります。そのため、乾燥対策としてもバッチリです。
以前から人気の高かった馬油ですが、ここにきてまたじわじわと注目度が高まっています。その理由は保湿効果とシミを薄くする効果にあるようです。シミというのは、紫外線を浴びることで作られたメラニン色素が体外に排出されずに残ることで出来てしまいます。出来てしまったシミを薄くしたり、目立ちにくくしたりするためには肌のターンオーバー機能を高めなくてはいけません。馬油には血行を促進させ、そのターンオーバー機能をサポートする効果があります。ターンオーバー機能は徐々に強化されていくため、塗ればすぐにシミが消えるという訳ではありませんが、毎日のスキンケアに取り入れることで次第にシミが薄くなっていく実感を得られるようです。
それ以外にも、馬油にはさまざまな嬉しい効果があります。その1つが抗菌作用。馬油を皮膚につけることで油膜ができ、外部からの雑菌の侵入を防ぎます。そして雑菌の繁殖や酸化を抑え、皮膚を清潔に保ってくれるのです。また、やけどの特効薬として使われてきたと述べた通り、熱をとる作用もあります。日焼けしてしまった肌を保護するために塗ってもいいでしょう。手が届きやすく、肌にもやさしい天然成分でできた馬油。まだ使ったことがない人にはおすすめしたいアイテムです。
シミを改善するためには、馬油などで内側から対策するだけではなくファンデーションなどの基礎化粧品を使って外側から対策することも大事です。ダブルで対策をすれば、キレイにシミ隠しできるはずです。試してみてください。